人間関係

その1

箱根学園

福富寿一

実力で宮坂を見て
箱根学園の選手だと認めた。
 宮坂の認識は
『表情が読みずらくなにを
考えているのかわからないけど、
実力を見て判断してくれるからいい人』
らしい。
 宮坂は『福富さん』と呼び、
『宮坂』と呼ばれている。

荒北靖友

初めは東堂のファンかと思い、
実は追い出そうとしていた。
しかし真波しか眼中に無く、
東堂のことを知らない人ですと
言ったことで爆笑して
宮坂を気に入った。

実際に坂で競走した時には
ものすごい実力を
持っていることがわかり、
ますます宮坂を気に入った。

 宮坂から度々恋愛相談を受けており、
なかなかいい答えを出すので、
宮坂からも気に入られ尊敬されている。

 気に入ってはいるが、
学校やミーティングを
サボる癖だけはやめて欲しいと
思っている。

 宮坂の認識は
『言葉遣いは悪いけど、
実力あるし相談乗ってくれるし
普通にいい人。
人を見た目で判断しては
いけないことを学んだ』らしい。 

 宮坂は『荒北さん』と呼び、
『宮坂』、『不思議チャン2号』
と呼ばれている。
(たまに真波とセットで
『不思議チャンコンビ』
と呼ばれている。)

東堂尽八

自分を知らない宮坂に入部当初
『オレのファンかね?』
と聞いた勇者。 
 『知らない人です。』
と言われた時は顎が外れるくらい
驚いた。
自分の後ろで爆笑していた
荒北は許さん。 

 自己紹介でクライマーだと
聞いた時にはまた驚いた。 
 その後、試しに競走してみると、
ものすごい実力を持っていたことが
わかり宮坂を気に入った。

 真波と宮坂の双方から恋愛相談を受け、
『早くくっついて欲しい』
と切実に思っていた。
 (ただし東堂のアドバイスは真波にも
宮坂にも合うものではなかった。)
 
度々宮坂から坂での
勝負を申し込まれるため、
宮坂を坂に関しては
熱心なヤツだと思っている。 
 
一番真波と宮坂の
手網を握れている人と言っても
過言ではない。
 宮坂は『東堂さん』と呼び、
『宮坂』と呼ばれている。

新開隼人

初めは宮坂に全く興味がなかったが、
東堂や荒北が接しているのを見て、
関わりに行くようになった。
 パワーバーをわけたり、
スプリントのコツを教えたり、
実際に走りに行ったりしている。 

 恋愛相談をしに行ったが、
訳の分からないことを言われ断念した。
 
人を見た目で判断しては
いけないと学んだ(2回目)。 
 モテそうなのに……。

『新開さん』『宮坂』と
呼びあっている。

泉田塔一郎

宮坂が1年の時はサボりを
見逃してくれる優しさがあったが、
2年に上がって、
泉田が主将になると厳しくなった。
 山に行くのを止められたこともあった。
 あのころの泉田さんはどこへ……。

 たまに筋肉トレーニングのやり方を
教えて貰っている。

『泉田さん』『宮坂さん』
のちに『宮坂』
と呼びあっている。

委員長(宮原すずこ)

小学校入学時からの付き合い。
いわゆる幼なじみ。

 全く性格のタイプが違う2人で
仲良くならなさそうに見えるが、
宮坂のサボり癖と宮原の面倒みの
良さが上手くあわさり、
仲良くなった。 
 それは高校でも続き、
その仲の良さは同学年の中では
有名になっている。 
 先生にも知られており、
宮原によく宮坂のプリントを
任せている。

『委員長』『蓮』
と呼びあっている。

黒田雪成

宮坂が1年の時はたまに
勝負をするくらいで、
あまり関わりがなかった。 

宮坂が2年に上がると
副主将になり、
部のツッコミ役になった。 

 真波と宮坂をまとめて
「ホワホワコンビ」と呼んでいる。
その由来は誰も知らない。 

 真波と宮坂の勝負の勝敗を
こまめにメモしている。
たまにその勝負に混ざっている。

『黒田さん』『宮坂』
たまに真波と合わせて
『ホワホワコンビ』
と呼ばれている。

葦木場拓斗

ボケ担当仲間。
携帯の充電器をいつも忘れる
葦木場に対して
『うっかり屋さんだなぁ』
と思っている。 
 ちなみに宮坂と真波も同類で、
しょっちゅう携帯の充電器を忘れたり
集合時間を間違えたりしている。 
 黒田と泉田に葦木場と真波と共に
怒られることが多い。

『葦木場さん』『蓮ちゃん』
と呼びあっている。

銅橋正清

『バシくん』
と宮坂から呼ばれているスプリンター。


 1年の頃は部の入退部が多く
宮坂からも認識されるくらいには
部内で有名な人。
 宮坂は
『強そうだなぁ。』
と思っていた。
実際とてもスプリントが強かった。
 
 部内のツッコミ役で、
よく真波と宮坂のやり取りに
ツッコミを入れている。

『バシくん』『宮坂』と呼びあっている。

新開悠人

クライマーということで、
宮坂にとても歓迎されていた。

真波と宮坂の勝負に度々呼ばれ共に走っている。 

 宮坂が1年の時のレースで存在を知り、
第一印象もあり、それなりに
尊敬していたが、
普段の姿を見て少し尊敬度が下がった。 

 新開が抱いた第一印象はとてもクールなしっかりしてる人という
全く的はずれなものである。

レースの姿しか見ていないからである。

『ユート』『宮坂さん』
と呼びあっている。